7.料金プラン「プレミアムとスタンダード」の違い

1.はじめに

この記事では、Workplaceの2種類のプラン「スタンダード」「プレミアム」の機能面や設定などの違いを説明します。

世界最大のSNS「Facebook」を運営するFacebook社が提供するビジネスSNS『Workplace(ワークプレイス)』。個人向けSNS Facebookとの大きな違いとして、「スタンダード」「プレミアム」と2種類のプランがわかれていることがいえます。それぞれの違いを理解して、自社に適したプランの選択にお役立てください。

 

2.Workplaceプラン「スタンダード」「プレミアム」の違い

Workplaceには、無料利用できる「スタンダード」、有料利用(1アクティブユーザーごとに月額3ドル)の「プレミアム」と、2種類のプランがあります。

 

以下のように、料金・機能・データの取り扱い・設定などが異なります。

1)利用料金の有無

2)各種機能追加による充実

3)投稿内容のモデレーション責任者

4)メンバーアカウントの追加と削除

5)データの所有権と管理の帰属

6)投稿の共有範囲

7)コミュニティの閉鎖方法

 

1)利用料金の有無

スタンダードプランは料金は発生せず、何名でも無料で利用することができます。

対して、プレミアムプランではアクティブユーザー数に応じて月額利用料が発生します。

料金体系は簡潔で、アクティブユーザー数1名ごとに月額3$の料金が請求されます。

 

詳しくは、別記事「Workplace by Facebookの利用料金体系と支払方法」をご覧ください。

 

2)機能追加による充実

スタンダードとプレミアムどちらも共通する機能として、個人向けSNS「Facebook」でもおなじみの次の機能を利用できます。

  • ニュースフィード
  • グループ
  • チャット
  • ライブ動画
  • イベント

それに加えて、プレミアムでは次の機能とサービスが追加・拡張されます。

 

■ コミュニティ管理機能とアナリティクス機能

コミュニティに関する設定・編集やメンバーの利用制限などを行える「コミュニティ管理者」権限を付与できます。

また、コミュニティ管理者はコミュニティの利用状況を分析できるアナリティクス機能が利用できます。

 

詳細は「アナリティクス機能」解説記事からご覧ください。

 

■ IDプロバイダとの結合によるシングルサインオン(SSO)

Webまたはクラウドサービス、アプリケーションなどの外部サービスと連携したIDとパスワードによるアクセス認証の管理ができます。

 

■ Workplace内で利用できるbot作成

カスタム結合の使用により、コミュニティ内にチャットボットを取り入れることが可能になります。

 

3)投稿内容のモデレーション責任者

モデレーションとは「管理者による投稿内容のチェック」をいいます。

スタンダードでは、投稿・シェアされるコンテンツの審査はFacebookのコミュニティ規定により執り行われます。

プレミアムでは、コミュニティ管理者がモデレーション権限を持ち、投稿内容の審査が行えます。

 

4)メンバーアカウントの追加と削除

Workplaceアカウントの追加・削除について、スタンダードとプレミアムそれぞれに以下の違いがあります。

 

■ アカウントの追加

スタンダード → メンバー各自が自由に新しいメンバーの追加を行える

プレミアム → 設定により、メンバー各自の自由追加を「コミュニティ管理者のみ」に変更可能

 

■ アカウントの削除

スタンダード → メンバー各自が運営に削除リクエストを送信可能

プレミアム → コミュニティ管理者のみ可能

 

「アカウントの削除方法」の解説記事も、あわせてご覧ください。

 

5)データの所有権と管理の帰属

投稿はもちろん、そのほかコンテンツ全般のデータの所有権と管理が、誰に帰属するか次のように異なります。

 

■ データの所有権

スタンダート → 投稿またはシェアしたコンテンツについてはその従業員に属する

プレミアムの場合 → 会社

 

■ データの管理

スタンダート → Facebookコミュニティ規定に則り、Facebookが行う

プレミアム → コミュニティ管理者

 

6)グループ投稿の共有範囲

各メンバーのグループへの投稿を閲覧できる範囲が次のように異なります。

 

■ スタンダードの場合

投稿者本人、投稿先のグループメンバーが閲覧可能です。また、公開グループへの投稿の場合はその他のコミュニティメンバーも閲覧できます。

 

■ プレミアムの場合

上記スタンダードでの共有範囲に加えてコミュニティ管理者は、プライバシー設定が「非公開」「秘密」設定のグループであっても、閲覧可能です。

 

7)各コミュニティ別の閉鎖方法

コミュニティの閉鎖とは、Workplaceのアカウントが一切削除され、メンバー全員が利用できなくなることをいいます。

この閉鎖手順が、スタンダードとプレミアムではそれぞれ異なります。

 

3.Workplaceプレミアムのコミュニティ閉鎖方法

次の手順によりプレミアムコミュニティを閉鎖できます。

なお、プレミアムコミュニティを閉鎖することができるのは、コミュニティ管理者のみです。

 

Workplaceサポートへ問い合わせる方法の画像

画面右上の[?]マーク(クイックヘルプ)から「Workpalceサポートへのお問い合わせ」を選択します

 

Workplaceサポートへの質問項目画像

サポートリクエストの選択項目から『質問がある』をチェックし、コミュニティ閉鎖を希望することをサポートチームへ伝えます。以上で、プレミアムプランのコミュニティ閉鎖が完了します。

削除申請から請求の停止までに最大で2日ほど、またコミュニティが完全に削除されるまでに2週間程度かかる場合があります。

 

また、コミュニティ利用者数が多い場合は、コミュニティの閉鎖リクエストが送られた旨を、確認のためすべてのコミュニティ管理者へメールで通知されます。

 

4.Workplaceスタンダードのコミュニティ閉鎖方法

Workplaceスタンダードのコミュニティを閉鎖するには、一度「Workplaceプレミアム」へアカウントをアップグレードし、上記の「Workplaceプレミアム」コミュニティ閉鎖方法と同じくWorkplaceサポートチームへ閉鎖リクエストを問い合わせる手順になります。

 

プレミアムコミュニティによる利用料金の発生条件のひとつが「当月初日から月末まで利用すること」なので、すぐに目的の対応を行えば、一時的にプレミアムプランに変更しても、請求が発生することはありません。

 

5.スタンダードとプレミアムのコミュニティ別プラン変更方法

さまざまな理由によりプラン変更する場合があるかもしれません。その際は、次の手順を参考にしてください。

 

1)「Workplaceプレミアム」から「Workplaceスタンダード」への変更方法

プレミアムからスタンダードへの変更方法を解説します。

なお、この設定変更は、コミュニティ管理者のみ行えます。

 

Workplaceプランをスタンダードへ切り替える方法の画像

「管理者用パネル」サイドバー内の『設定』項目内にある、「Workplaceレベル」の『スタンダードプランに切り替え』を選択します。

 

Workplaceのプランをスタンダードへ切り替える確認画像

上記画像の「スタンダードに切り替えますか?」画面がポップアップされるので「スタンダードに切り替え」を選択します。

 

Workplaceのプランをスタンダードへ切り替えたあとに表示される画像

上記画像への表示に切り替わると、Workplace運営から『Workplaceスタンダードに切り替えることを確認してください』というタイトルのメールが送信されます

 

Workplaceのプランをスタンダードに変更する前の切り替え実行確認画面の画像

メール本文内の「切り替えを実行」を選択します。

 

Workplaceのプランをスタンダードに変更したあとの、最後の承諾画面

最後に「承認する」を選択します。

 

以上で、プレミアムからスタンダードへのプラン変更が完了します。

 

6.「Workplaceプレミアム」から「Workplaceスタンダード」へ変更する前に知っておきたい注意点

有料利用のプレミアムから無料利用のスタンダードへ変更すると、次のプレミアム特有の機能が使えなくなります。プラン変更の参考にしてください。

 

1)シングルサインオン(SSO)の利用不可

スタンダードではシングルサインオン(SSO)に対応していないため、プレミアムにて使用されていたシングルサインオンから全メンバーがログアウトされます。また、すべてのメンバーが自分パスワードを設定する必要があります。

 

2)コミュニティ管理者によるメンバー管理不可

スタンダードには「コミュニティ管理者」権限がありません。そのため、「管理者用パネル」機能が失われます。

コミュニティ管理者によるメンバーの投稿内容やアカウントの管理、アクティブ率などが閲覧できるアナリティクスデータの活用なども行えなくなります。

 

3)Workpalceサポートへのお問い合わせ不可

プレミアムのコミュニティ管理者のみ利用できる、「Workplaceサポートへのお問い合わせ」ができなくなります。

そのため、Workplace利用全般の疑問点・不明点を解決する方法はヘルプセンターの閲覧やヘルプコミュニティへの投稿になります。

 

詳細は、「Workplaceサポートやヘルプセンターの紹介」記事を、あわせてご覧ください。

 

4)カスタム統合 API・ボット・IDプロバイダーの同期などの利用不可

プレミアムで利用していたボットが利用できなくなります。またG Suiteとのシームレス同期といった機能も利用できないため、自動で利用者の追加・削除されなくなり、過去同期した利用者はすべてWorkplaceに残ったままになります。

 

7.「Workplaceスタンダード」から「Workplaceプレミアム」への変更方法

上記方法でプレミアムからスタンダードにプラン変更後、スタンダードから再度プレミアムに戻す場合は『プレミアムにアップグレード』をクリックすることで戻すことができます。

 

なお、90日間の無料トライアル期間中にスタンダードに切り替えても、90日間の無料期間は停止していません。はじめてWorkplaceにコミュニティを作成してから90日後に、スタンダードから再度プレミアム変更した場合には、請求対象期間が開始されます。

 

例えば、1月1日にコミュニティを作成して、翌月2月1日(90日間の試用期間内)にスタンダードに変更するとします。

翌月3月1日に再度プレミアムにアップグレードした場合には、無料期間はまた1ヶ月ほど残っています。

しかし、4月1日にプレミアムにアップグレードした場合は、すでに1月1日から90日以上が経過し、無料期間が残っておらず、請求対象期間の開始となります。

 

スタンダートとプレミアムの違いについての解説記事は以上になります。プレミアムになることで機能性の充実だけでなく、自社コミュニティの管理にも自由度が広まる仕様となっています。利用状況によっては、プレミアムプランを検討してはいかがでしょうか。